難解な書物を読破した
見慣れない言葉を認識した
歩み入ることのないとおぼしき街角の
小さな泉の側で すずめの歌声を聴いた
日差しはもつれ 揺れ惑い あたりを鮮やかに輝かせ
繁茂する木立の影をメロディのようにくすぐった
微笑みかけ 口論し 口づけあった
高尚な話題に白熱し ワインを酌み交わした
豪奢なシャンデリアの異国のホテル
宝石の色彩を横たえる自然
巻き毛の恋人と快活な美女
超能力を駆使する謎の冒険家と
憂い顔のヒロイン
人々は古代を語り 歴史に遊び
様式美の館に寛いだ
知らない思想を教えられ
思わぬ性格を解放した
日常の幽閉牢のなかで支えてくれる
創作はわたしの大気 水 大自然
不可欠の糧
